魚の目
交渉って難しい。話の大前提というのを事前に捉えておく事の大切さに最近ようやく気付くようになってきた。
どのようなアポイント(約束)にも必ずなにかしらの目的が存在する。新しく売上を上げるためのプロジェクトがあって力になってほしいから、ホームページを作ったがこれでいいのかわからないから教えてほしくてなど色んな理由で相手はアポイントを呼び掛けてきたりする。
ビジネスにおいて必要なのは虫の目、鳥の目、魚の目だ。
虫の目は目の前の事を処理する力、鳥の目は全体像を俯瞰する力、魚の目は環境の変化に柔軟に対応する力である。
この虫の目と鳥の目はある程度訓練したら身につけることはできると思う。でも、本当にいつも思うのが魚の目を持つという事の難しさだ。例えばアポイントでもほぼ受注が決まっていたとして取引先が急に不景気を理由に受注を取りやめたいとの連絡がきたらどうだろう?
環境っていうのは毎日、毎時間、毎秒変わり続けている。同じ瞬間なんかない。今日商品が売れ続けていてもテロにあって明日工場がなくなってしまうかもしれない。
どんな状況に対しても柔軟に対応をできるかどうかはすべて事前準備で決まっているというところだ。例えば交渉の際で例えると商材を断られる理由というのを予め用意しておく。
対応用語集というのを作る準備をするかしないかの違いで売上に大きく影響を及ぼす事は多いにあるものだと思う。
こういう事前準備をするかどうかのひと手間が明日を生きられるかどうかをすべて決めているといっても過言でもないのかもしれない。