Diary

日々の活動での気づきをまとめた日記

伊能忠敬

韓国の外交官が語る世界が見習うべき日本史という本を読んだ。とても内容が面白く今世の中にあふれている仕事のルーツを色濃く深く知れるような素敵な本だった。

 

特に今回挙げたいのは伊能忠敬である。江戸時代に日本地図を完成させて歴史上の偉人の一人である。彼は江戸時代の中でも日本の発展に非常に貢献した功労者だ。

 

昔から地図は権力の象徴、富の源泉、文明の尺度であった。西欧文明では地図製作者(cartgrapher)という単語が存在しているくらい意義がある仕事とされていた。

 

地図というのは天文、地理を含めた化学的な思考が集約されたものである。

ある国の時代別の国の地図を見れば当時の科学技術の水準を図る事が可能だった。

 

彼の人生はチャレンジ精神そのもので、幼少期から貧しかった彼は一般的なある醸造屋に40代まで勤める。基本的にはそれまで商人としての人生を歩んできたがとある事をきっかけに西欧の知識に触れ、天文学に没頭し始める。

 

そこからのめり込み、天文学を通じて地理へと関心が移り、30代の当時天文学分野では最も才能があった師事をして没頭した。当時北海道はロシアが不法入国をしたり圧力を受けていたのもあり、伊能には国防上の観点から伊能の北海道の地図を作り上げるという重大なミッションが与えられた。

 

そこでかなり正確な北海道地図を作り上げ、本州のオファーがくるなど日本の防戦上の大きな功績を残した数少ない英雄となった。

 

50代という当時の平均寿命ではリタイアの基準とされていた年齢でここまで努力に努力を重ねた人物は日本の歴史にもいないと思う。

 

とても学びになった。