前日に
3月6日
最もこの世で尊敬をする田中角栄さんの著書「日本列島改造論」内での一言である。
戦後の焼け野原から今日の日本を建設してきた
年寄は安らぎの余生を送り、若者には目には輝く光を輝く社会をつくりあげたいと思う。
本当に核心を突いた言葉だと思う。議員立法40以上、20代にしてその昔の土木事務所での経営経験から数多くの立法に携わり、戦後からこれまでの日本社会の形成に最も貢献した人物である。
角栄は高速道路を整備した張本人ではあるが
特にすごいのは日本には当時車も少なかったため、道路もあまり整備がなかったのだがそこで高速道路を作り、物流の円滑化により今日の日本の経済成長を促した。
当時では考えられないような発想だがそれを回りの声を押し切ってまでも進めていく先見性と自信、潔さこそリーダーの本質であると僕は思う。
普通は自分の意見が多くの人から批判されると自信やエネルギーはなくなるはずである。
それを気にすることもなく叩かれる事は多いながらもやり切った。
そんな角栄を支えたのはあくまで彼が本心で公のために政治家をやっていたからに他ならない。経営者だってスポーツ選手だってなんだってそうどれだけ本質的に人を幸福にするかを真剣に考えられるかが人生の質を大きく決める要因なんだ。
彼のような生き方を目指して生きていきたいなと思いました。
数字で見れない人は成長しない
先日、「定量化できないものは改善できない」という名言を言ってる人がいました。
とても深い言葉だなと思ったので共有したいと思います。
人間のモチベーションってなかなか上がりません。だって自分の人生の目的を見出すことが難しいから。自分にとっておもしろいことをしている人でさえモチベーションが低下してしまう人なんかもいます。
なぜモチベーションと行動力ってヒトによってここまで差がでるんだろう?と
考え続けてきました。
僕なりの考えですがその理由は
「成長を実感できないから」だと個人的には考えています。
この成長を実感する上でとても大切なのが数値化です。
例えば異性にモテるために女子力を磨くAさんとBさんがいたとします。
両方とも違うアプローチでモテ力を磨いたとしても皆さんからみてどちらがモテるかどうかって相対的には曖昧でわからないですよね?
でもこれが告白された回数という数字にしたらまた違うと思います。
Aさんが2回に対して、Bさんが9回だとします。結局数字というの誰にでも共通な言語であるので他の人に対してもどちらの方がモテているのかが絶対的に伝わります。
結局はそうなのです。モテるという分野でAさんがBさんに追いつくには7回告白される必要がありますよね。結局Aさんがモテるためには告白される回数を上げる努力が必要だし、また告白される回数がふえれば増えるごとにモチベーションややる気も高まるのではないでしょうか??
こういった考えが日常でないから、つまり数字化することがないと自分の現在地を認識することが出来ません。
人それぞれ頑張っていることってあると思いますがそれを数字化してみてください。
ベンチプレスなら持ち上げた重さを記録するようにする。SNSのフォロワーを増やしたいならフォロワーの増減の記録をつけて現在地と目標のギャップを知る事が大事だと思います。
あいまいなままではあいまいな結果になってしまう恐ろしさを感じる今日この頃です。
最近日本の人口について思うこと
こんにちは、今回は僕が人口減少について思うことを書きました。
現在の日本の人口は1億2700万人存在しています。
ですが、これだけ戦後から急速に伸びてきた人口も2008年をピークに人口減少が生じています。いつも思いますが自分達はIT革命も体感し、日本は高齢化率26%超えの先進国トップの超高齢社会なので歴史的に見てもすごいタイミングでとてつもない環境に生きているなと感じます。
自分の中でも特に印象に残ったのは日本の人口は減少しているのに総世帯数は増え続けているという事実です。
「日本の世帯数の将来統計」によると2035年の一人暮らし世帯は37.2%になります。反対に夫婦と子供世帯数は23.2%に減るのです。1980年ではそれぞれ19.8%と42.1%という状況だったので全く今とは反対の状況だったということになります。
なぜこんなことが起きているのでしょうか?
答えは一人暮らし世帯が増えているというのが大きな原因になります。
これは大きな問題です。日本の高齢者は増え続けているというのにこのまま一人暮らしが増えていったら孤独死などが社会問題としてさらに深刻になるからです。
僕は東京駅近くに仕事で行くことが多いのですが先日、具合の悪い老人が駅内で倒れるといったことが起こりました。それにも関わらず回りはしらんぷり。僕は助けに行きましたが他人事な感じでクスクス見て笑ってるだけのひどい奴もいました。いつからこんな冷たい国になったんだと感じましたが、こんな事が日常茶飯事としてこれから増えていくとなると本当に社会問題としても高齢者の孤独は深刻になってくると思います。
このように独身世帯が増えていく理由としては「子供と同居しない高齢者が増えてきたから」だと僕は思います。
2035年には高齢者夫婦のみ世帯も625万世帯になります。これは65歳以上の実に70%が一人暮らし高齢者世帯の計算になる。大半が一人暮らしという事ですね。どれだけ恐ろしいのかが数字で分かります。
日本の世帯数の将来統計によると男性高齢者の伸びも著しく70歳~74歳は2010年では36万世帯だったのが2035年には59万世帯になる。75~79歳は28%から43%に伸びます。
また、一人暮らし世帯が伸びる理由について配偶者に先に旅立たれるという理由も大きいのでは?と感じます。これは男女の平均寿命が大きく異なため仕方のないことではありますが恐らく数年後には未亡人というワードが要注目になるかと思います。
このように高齢化による課題を解決するには一人当たり世帯の如実な増加をなるだけ抑えていくのが今後の高齢化による社会問題を防ぐ最適な手段であると言えます。
僕が思う今後行政が担うべき打開策としてはNPO法人や非営利団体による過疎化が進む地域のコミュニティ作りへの注力や、子供と別居するにしてもなるだけ距離の近い場所に家で暮らすなど身内の人との精神的、物理的距離を感じさせないようにするなどに努めていくことになります。
当たり前の事ではありますが、自治体も民間企業も住民も一体となった全員が高齢者に深く寄り添える地域協力型の社会作りへの意識改革が今後数十年は必ず必要になります。逆にそういう連帯意識を国民の大半が持てない事が日本の戦後最大の退化を促すことになってしまいかねないと思う今日この頃です。
【書評】ブルー・オーシャン戦略論論文集
こんにちは、まだまだ東京は肌寒さがまだ少し残って布団から出にくい状況ですね。
今回はブルーオーシャン戦略について思うところを書いていければと思います。
ブルーオーシャン戦略とは他社とどのように差別化を図り、新規事業を創造する戦略を指します。アメリカのINSEADとおいう世界トップのビジネススクールの教授であるW・チャン・キムとレネ・モボルニュによって提唱されました。
このブルーオーシャン戦略を読もうとしたきっかけは日本の中ではイノベーションが起こりにくいという言葉を何かの論文で読んだのがきっかけです。
日本はもともと世界の中でも特許の取得数が世界第二位でソニーのウォークマンなど
世界の価値観を変えるようなアイデアを有していた国なはずです。
しかし、世界で活躍する大企業の数もやはり世界と比べると少なく、そこで世界を惹き付けるような斬新な発想が出てこなくなってしまった理由は何かと思い、海外特にイノベーション企業の多いアメリカのシンクタンクはどのようなアイデアやフレームワークを持っているのかが気になったからです。
個人的にはこれまでTOP10に入るくらいかなり良い本でした。正直恋愛でもビジネスでも勝負事でもなんでもブルーオーシャン戦略は活用可能だと思います。
この本のエッセンスとして一番活用できるなと思ったのが「価値曲線を変える」という部分です。価値曲線とは一つのモノを対象にして全体価値の分布を表す曲線です。
例えば僕は行ったことがありませんがシルクドソレイユというサーカス団体がありますよね。この中で価値の具体例を挙げていきます。シルク度ソレイユは火喰い芸(en)の大道芸人だったギー・ラリベルテが、1984年にカナダ・ケベック州で設立したエンターテイメント集団、及びそれを管理する会社の名称です。今では全世界で活躍しています。
シルクドソレイユはまさにブルーオーシャン戦略を見事に利用しています。
なぜならシルクドソレイユが世間に出る前サーカス団体の定石を大きく打ち破ったからだと言えます。
その当時サーカスの定石は
スリーリング(隣接する3つのリングで観客に同時に3つのショーを見せる形式)が一般とされていました。また、動物を使う事でスリリングなショーをする事も定石とされていました。なんとなく想像はつくのではないかなと思います。
ですが、シルクドソレイユはこれを真っ向から否定しました。
シルクドソレイユは当時必然とされていた動物の使用を動物愛護団体などの目線や動物の飼育、保険、輸送には大きなコストがかかるため廃止。また、出演する芸人はさほど観客にとってはスター扱いされていないという分析から芸人の数でコストもかさむためスリーリングも廃止、従来のコスト構造による売店の高単価という基準もコスト削減によって安価に設定するというこれまでの業界の基準を破壊しました。
この戦略の肝はサーカスの業界で顧客にとって最も望まれているものの価値を最大限に高め、さほど必要とされていない箇所を最低限にとどめるという工夫であると僕は思います。
こういった価値の最大化と低コスト化によってコストは大幅に削減し、業界トップの利益を誇る最強サーカス企業に成長しました。これまでの差別化&価値向上とコスト削減は両輪では回せないという考えを打ち破ったということです。
ここで自分自身に当てはめて言えることはなんでしょうか??
自分の中の得意分野を研ぎ澄まし、さほど必要でもなさそうな事にきを取られる時間をなくすことなのではないかな?と思います。
そこが見つかりそこに対して努力さえすれば大きく自分の視野と人生の選択肢は急速に広がるのかと思います。
ベルギーでECサイト作りました(笑)
こんにちは、最近はベルギーに滞在している日本の友人に日本の和傘や灯、刀などを並べたECサイトを作り実際に売れるのか?というプロジェクトを展開しております。
目的は日本の良いモノや文化をリブランディングしていくためにJAPANBRANDという名前でECサイトを作りました。
日本の伝統的なモノやそれに関連する産業は衰退が激しくなってきています。なぜなら高度経済成長に伴う海外製品の普及、高度経済成長によるモノの大量生産がきっかけとなり、日本製のモノ自体が必要なくなってきているからです。
ですが、モノづくりというのは日本が世界に誇るべき産業であり、アイデンティティです。日本のモノは世界目線で見ると本当に良い評価があるのにも関わらず、モノが前提として売れにくい時代にあるため人手不足から産業の衰退と悪循環をたどってしまっています。
そのため値段を本来の価値よりも安くして価格競争に巻き込まれてしまっています。
しかしこれは日本にとって逆に大きなチャンスだと僕はとらえています。なぜなら現在は第四次産業革命期にあると言われ、つまりIot(Internet of thingsi=モノのインターネット)という製造業とIT業など産業の線引きがほとんどなくなりかけているのが現状であるからです。品質で世界に勝る日本の製造業はITは世界では戦えていない状況ですがモノの品質の部分で十分に国際競争力を保持しています。
この産業の境目がなくなったからこそ日本は強みである製造業つまりモノづくりの分野を極めるべきなのではないのでしょうか??
私は日本のモノを本来の価値観に戻すべく、日本の物販を始める事を心に決めました。そこで日本から海外に日本の誇るべき文化を発信しようという人は多いのですが、海外の現地で日本の文化を発信するという目線を持つ人があまりいない事に気づきました。
私はベルギーにいる日本の友人に頼んで日本のモノをヨーロッパで売るためのECサイトNIPPONBRANDを立ち上げました。
おかげ様でなんとリリースに2時間で和傘が5万円で売れるという驚きの結果になりました。これにはテンションが上がり、海外のニーズを分析しつつ、これからEU層に向けて物販を考えている方のために先陣を切って耳よりの情報を届けられればと思っております 。
日本の素晴らしいモノに付加価値をつけて世界にPRするこの挑戦に関して逐一ご報告していきます!
Gacktさんについて
僕はGacktさんを尊敬しています。
なぜかというと圧倒的にストイックな生活習慣や人生哲学を持っているからです。
皆さんは日々どのような気持ちを持って生きていますか??
どこからどう見ても自信があり、落ち着きがある魅力的なGacktさん。
ですが自身を「おぼれかけのアヒル」と例えていることに驚きました。
過去にGacktさんのラジオでとある女性の人生相談を受けるコーナーがありました。
そこで女性の悩みは高校生低学年でなかなかクラスの人と打ち解けられない。どうしても緊張してしまう。Gacktさんはこういう困難にあることはありますかという質問です。
この質問にGacktは
「僕も同じようにもがいてるよ。アヒルってみたことあるよね?あんな感じだよ。アヒルは水の中で泳ぐ時余裕な顔で泳ぐよね。でも、僕はおぼれかけのアヒルで顔は平然としているけど水面の下では必死に溺れないように足をバタバタしてあがいているんだ。」
ヒトに弱みを見せない、努力を続けるという点でとてもリスペクトをしていましたが、そんなGacktさんにもクヨクヨすることがあるのだなと思った今日この頃です。
「さおだけ屋はなぜ潰れないないのか?」を読んで
今回も書評です^^
「さおだけ屋はなぜ潰れないないのか?」を読みました。
さおだけ屋とはよく昔からおなじみの
た~けや~さおだけ~でおなじみのさおだけ屋です。
文字通りさおしか売っていません。
その題名の通りさおだけ屋はさおしか売っていないのになぜ経営を続けて生き残ることができるのかという都市伝説的ななぞを追求した本でした。
題名的には感じませんがストーリー形式の小説で楽しく会計の勉強ができる面白い本でした。著者は世界一受けたい授業にも一度でていたこともあります。
さて本題ですが昔から今もさおだけ屋はなぜ生き残ることができているのでしょうか?
そもそも物干し竿を買う人なんかこのご時世どう考えてもいませんよね(笑)
さおだけ屋は軽トラにさおを載せて営業しているもののはずで私たちから見てもさおしか売っているようにしか見えないはずです。
価格にもばらつきはありますが大体2000円~3000円これではホームセンターとかいったほうが安いし、何より消耗品でもないので一回物干しざおなんか買ってしまえば10年くらいは持つイメージがあるはずです。現にお客さんが買ったとしても数千円しか儲かりません。
なのにどうやって稼いでいるんだろう?と僕もずっと小さいときから疑問でした(笑)
じつはこのさおだけ屋
あるからくりがあったのです。
それは竿を売るのはおとりであくまでも少ない需要の中おばあちゃんの家などではそろそろ買い替えないといけない方もいます。そこで数少ない買い手に竿を買ってもらった後にそれを取り付けてあげるという口実で家の中に入り込み、竿を支える土台が危険ですよなどという口実で修理業者をつないでいたりするのです。
その修理業者からもらう紹介料で儲けているんです。
なので例えば2000円の竿が売れ、修繕費も10万円くらいはするので結局はおばあちゃんは10万5000円という大きな買い物をすることになってしまっているんです。
さおはあくまで修理という高額な商品を売るための口実(フック)であって本業ではなくサブの商品であるということです。
修理業者として家の修繕の仕事を終えた後の移動中にあえてさおだけ屋として活動して次の顧客獲得につなげるという餌巻きだということです。
また田舎によく見る生活用品店などずっと続いているお店には理由があります。人の出入りも全く見たことがないのになぜ続いているんだろう?
実は裏ではネットショップが本業でその在庫置き場としては勿体ないので一般の歩いている人にも買えるように店頭に置いて売れるチャンスを作っているんです。
私たちの生活のあらゆる場面でこんなさおだけ屋のような気づかないからくりはやまほど隠れていたりすものなんです。
ネットでタッチ一つで買い物ができる時代だからこそ損をしないように、自分の力で売り手の戦略を読んだうえで賢く買い物する能力をつけるべきだと僕は切実に思います。
先日アフリカに留学してる友人から電話がありました。
「エジプトは教育も何もあったもんじゃない。ぼったくられるのが当たり前で心がやんでるよ(笑)」と友人は言いました。
日本で当たり前に生きていてよっぽど変な夜の店でもない限りぼったくられるなんてことは起きませんよね。でも、海外ではそれがアフリカにもアメリカにもEUにも限らず日常的に起こることなんです。
商売にはどれも必ずからくりがあると言っても過言ではありません。
自分もリテラシーをもっともっと高めないとなと思う今日この頃です。