Diary

日々の活動での気づきをまとめた日記

グーグルに学ぶ日本と海外の働き方の違い

最近リモートワークという言葉を聞く機会が増えてきました。 

リモートワークとは在宅勤務のことを指します。 

 

また、テレワークというのもよくお聞きしますが 

テレワークはtele(遠く離れた)work(仕事)を指します。 

 

このように会社におらずとも仕事ができる会社は増えてきています。 

 

でもそんなのは最先端なIT企業とかに限られるんじゃないのか? 

という声も聞こえてきそうですがそうではないです。 

 

例えばNASAは53パーセントの従業員が在宅で勤務をし、日産自動車も月に5日1日8時間のリモートワークを認めています。 

 

また消費財メーカーで有名なユニリーバも家庭の事情など上司に申請しさえすればずっとカフェでも自宅でもどこでも働くことが可能です。テレワークやリモートワークを当たり前に採用している企業はあります。 

 

よくワークライフバランスとか言われていますが 

特に日本人の働き方はめちゃくちゃ効率が悪いなと感じます。人がすし詰めの状態で朝早くに起きて夜遅くまで仕事を続ける。会社の中にジムやリラックス施設とかが整っていればいいですが日本のオフィスの多くはどれも似たりよったりです。 

 

海外の人は残業せず仕事も夕方までに終わり、日本人は働けど働けど残業続きで仕事が終わらない理由はどこにあるのでしょうか?? 

 

それはオフィスの構造にあるのだと思います。日本の典型的なオフィスは一つの箱に仕切りがあってたくさんの机や人が並んでいます。なので集中したい仕事があっても部下や上司に途中で話しかけられてしまいます。

 

そこで目の前の仕事が放置され、違う仕事が発生して結局本当にやるべき仕事が終わらないということが起きます。また狭い空間では創造力も高まりません。

 

また、集中しているときに話しかけられる、電話が鳴るなどによって集中力が途切れ、その集中力を取り戻すのには15分かかるという統計もあります。 

 

仕事に集中して取り組める空間づくりが日本には欠けているなと感じます。

 

これは去年グーグルやフェイスブックなどの本社に行ってオフィスを見て気づいたことですが、例えばグーグルはとんでもなく複雑な構造のオフィスをしています。 

 

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大学をイメージしてもらえば早いかと思います。 

大学のキャンパス内にはいろんな棟で分かれていますよね?? 

 

法学部、経済学部などあるかと思いますが、 グーグルもこんな感じで一つの建物だけではなく、大学みたいに何棟かに分かれています。 

 

入口近くの棟では会社員がお祭り騒ぎでコンサート開催していたり、その隣の棟ではジムで社員が汗を流していたり、その奥では真面目にパソコンを叩いていたりととってもカオスな職場としかいいようがありませんでした。おまけに会社の草原に座り込んで仕事をしている人までいました(笑) 

 

本当に広いのでグーグルバイクという社員なら自由に乗り降りできる自転車なんかもありました。グーグルのロゴカラーを踏まえた配色でした。めっちゃ便利

 

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また、びっくりしたのは会社の中の20メートル間隔に必ずイートインスペースがあるということです。リンゴやオレンジ、ミルクやお菓子などいつでも食べられるようにすることで社員の頭の中の糖分が切れて集中力がなくならないように用意されているとのこと。

 

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他の企業もそうでしたが日本では考えられないほど社員のぺテンシャルを高めるということに貪欲なまでの取り組みが行われているんです。 

 

また、ずっと座ったままで仕事なんかしてても集中力は続きません。 

集中力が途切れた時にジムにいく、サイクリングをする。上司や部下が遮りの一切ない一人で黙々と仕事に打ち込める環境がそこにはありました。 

 

日本で職場をリフォームするにはお金がかかりすぎてしまうので生産性を上げたいのであればリモートやテレワークにすればいいと思います。 

 

リモートワークにすることで顔を合わせないから部下のマネジメントがしにくいのではと語られることもあります。ですが、それだけ一つの場所に拘束して変に監視がある状態で仕事をしても疲れちゃうし、仕事がはかどらないんです。 

 

一日に終わらせなければならない仕事を確実に終わらせるには誰にも邪魔されない環境をつくるしかないのだと思います。