Diary

日々の活動での気づきをまとめた日記

僕の歴史について思うこと

歴史はすごい大切だと思う。2年前まで歴史なんかに全く興味はなかった。 

でもなんで興味を持ったのか今回は書いていこうと思います。 

 

そもそも歴史というものは勝者が全て決めれる権利を持っている。 

例えば江戸時代手前の関ヶ原の戦いなんかがそうだ。

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主人である豊臣秀吉が亡くなり天下統一のチャンスを手にする徳川家康とそれを裏切りだとし、豊臣の忠義を受け継ぐ石田三成の歴史的な戦いである。 

 

結果として家康が勝利をおさめたが、表面上から見れば家来の主人に対する謀反であるとも取れる。でも、これを家康は公のための国づくりという体で押し切り、自分の正義を貫いたことでただの裏切りであるのにも関わらず日本史としては家康が花々しく映っている。 

 

これがもし石田三成が勝っていたなら謀反を企てた裏切り者を成敗した英雄としての歴史が残っていたはずある。 

 

こんな感じで結局のところ日本史も世界史も勝者がいいように書き換えた都合の良い武勇伝みたいなものだと僕は思う。 

 

「天下 家康伝」という本を読んで、名古屋出身ながらも初めて徳川家康のことを学んだ。 

 

簡単にまとめるとこの本は幼少期から敵に人質にされるなど苦労の多い家康が自分の正義を貫き天下統一を果たすための道のりを描いた小説である。意外と恋愛や信長との関係性など人間性を感じられる小説で面白い。 

 

「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」という名言を聞いたことがあってずっと疑問に思ってたんだけどこの本を読んだらこの言葉を納得することができました。 

 

現代は当時の戦国時代という力がものをいう世界ではなくなってます。資本主義である現代でいう武力とは資本力であり、そもそも暴力したらつかまっちゃいます。 

 

アメリカの選挙でもそうです。アメリカの政治家は選挙の際に資金を集めることが重要とされます。どれだけ資本を使い、CMや公に顔を出して支持者を増やせるかが資本力で決定するからです。 

 

なぜか?基本的にはティーパーティーといわれるイベントを政治家は催し、そこに富豪を呼び軍資金を募って資本を得るというのが鉄板とされたからです。

 

実はMBA経営学というのは日本史から生まれたとする説もあるそうです。MBAの主流は自己分析や競合分析、市場調査など己を知って敵を知り、顧客を知るという視点を重要視してます。まさに戦国時代でも同じことがいえると思います。 

 

戦国時代は血で血を洗うようなエゴが強すぎる人達がまみれてるから政治的工作で敵の重臣を金で釣って味方にしたり忍者敵の城を送り込んで情報を事前に得て戦を有利にするなどもはや誰を信じればよいのかという一瞬の決断が命取りの時代だったからでした。 めっちゃカオスで普通に忠義誓って「私は殿に一生心をささげるつもりでございますっ!!」っていう奴で3日で寝返るは当たり前w

 

どんな世界やねんと思うもののすごい奥深いと思う。 

 

その中で自分はどのように他に負けない分野で生き残るのかを考え続けるという点で経営も戦争も変わりません。というかどんな分野だってそうだと思います。 

 

特に現代は情報流通量が多い分すぐに良い情報なんか得られちゃいます。意識さえすれば大量に情報を取り入れて戦略を活かすことができる。 

 

なので今大きく敵に差をつけられる大事な要素は質の高い情報を取り入れられる有力な仲間を作る力と迅速かつ大量の行動力の2つだけなんじゃないかと思います。 

 

という真面目な話題でした。