Diary

日々の活動での気づきをまとめた日記

見えないものを作る工場


先週は和文化×革新性をテーマとしたイベントにお誘いいただき参加してきました。

 

Peatix、ANAの協賛もあり大規模でとても面白いイベントだった。
目玉は観世流能楽大蔵流狂言といういずれも本家であるホンモノの日本文化。

 

能と狂言室町時代から約600年も続く世界最古の伝統芸能と呼ばれています。
今回参加してみて面白かったのは能と狂言の主な違いは能が幽玄世界を描き、狂言は現実的な世界を表現しているということ。

 

つまり、能の話の設定は基本的には幽霊とか竜宮城とか現実には見れないような環境を設定して演じるものであり、一方狂言はあくまでも農作業だったり武士の屋敷でのやりとりなどと現実的な設定でした。

 

また、こういった能や狂言の本質は基本的にやすらぎを与える娯楽から始まっているいうこと。戦国時代を生き抜き日々命の危険にされるプレッシャーのある環境だったからこそこのようなやすらぎを与える能や狂言は好まれていたんですね~。

 

気づきとしては実は能や狂言は演劇中に寝るのはNGではなく
演者からしたらグッドなのだとか。逆に下手な人がやる狂言や能ではうるさくて寝られないらしい。確かにどこか今の娯楽とはちょっと違って観るマッサージ?みたいな感覚で不思議な感じでした。

 

新選組の末裔、狂言師能楽師、盆栽などこのようなホンモノの文化人との触れ合いが多くなり、それぞれのように自分の芯を持つことの大切さを感じるようになってきた。


芸能人でも演者さんでも社長でも人前に立ったり責任感ある仕事をする人は必ず普通の人とはどこか違ったものを感じる。個性的すぎるほどに


みんなそれぞれの哲学を持ってるのは面白い。最初は興味のない日本の伝統・文化であってもふとしたところから触れてみると思いがけなく知りたくなったりする。


触れていくうちに興味がわき、調べてみるとそれが自分の芯を作る要素となる。そこに日本文化の肝があると僕は思います。振り返ると自分も歴史小説とかを友人に勧められて読んだところからその魅力にハマり好きになりました。

 

今年は自分にとっても新しい挑戦が増えました。

こんな取り組みも新しく増えました。

 

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女優の河北麻友子さんや大藏流狂言師津軽三味線奏者など日本のパフォーマーが対談して仕事やその取り組みを紹介する見えないものを作る工場 THEFACTORYという番組&パフォーマンス企画もメインパートナーとして参画してます。


いろんな局で深夜放送してます。おもろいんで是非見てみてください~~
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